日大レベルの進め方②

日大レベル

日大標準編

日大標準は日大入門で紹介した参考書よりもワンランク下がったものから始まります。それは「こわくない国語 古文・漢文」という高校入試用の参考書です。漢文も入っていますが、とりあえず古文だけをやっていきます。

「こわくない国語 古文・漢文」について

これは古文の読み方を学ぶ上で非常に優れている教材です。これは入試と実戦という2つのテーマがあり、同じ問題を扱っています。実戦の方では入試問題形式、すなわち文章読解になっています。当然高校入試用の問題ですから難易度は簡単です。一方入門ではその内容がイラストになっています。古文が難しい理由は誰が何をしているかがわかりにくいからということを前に述べましたが、それがイラストで表されているためわかりやすくなっています。使い方としてはまず自分で実践問題を解いてみて、なんとなくどんな話かを自分でおさえた後にイラストの方に戻って読むと、話の内容や人物関係でわからない部分があっても、そこで理解できるようになっています。それを改めて見た後に実戦の方に戻れば、その文章を簡単に感じるでしょう。省略語を補うということは、高校入試用レベルの文章でも本来やらなくてはいけないことですが、みんなできていません。それを学び、古文を読むということはこういうことなんだというのを掴む上で、非常に優れている教材です。どうしたら読めるのかが分かったら、読むための最低限の知識である単語や文法を身につけていきます。

最低限の知識

ここまでの説明で最低限の単語や文法をやらないで読解に入ってもいいのではと思うかもしれませんが、さすがに問題を全く取れない状態で読解だけができてもあまり意味はないので、最低限の問題を解くための基礎知識を身につけるために使うのが「読んで見て覚える重要古文単語315」です。

単語からスタート

これは古文単語だけではなく助動詞、助詞、敬語、古文常識、和歌にも使えます。このようにいろんなことを全部確認することができるようになっている教材なので、何度も美味しい教材です。最初にやるのは単語です。単語をやりつつ文法を同時並行でやっていきますが、その時使う講義用参考書は先ほど紹介した富井先生のものでもいいですし、将来を見据えて難しいものをやっておきたいならば、「望月先生の実況中継」をやるといいでしょう。この段階でやるのは辛いかもしれませんが、2冊やりたくないという人にはオススメです。なので古文が嫌いな人は富井先生をやった後に早稲田を狙う場合、望月先生を読むといいでしょう。この段階までであれば富井先生だけで乗り切れる可能性が高いです。これは講義用参考書、つまり基本読み物です。

日大標準編の問題集

では問題集は何をやるかというと、出てくるのが「やさしくわかりやすい古典文法」です。これは最近出版されたもので、古典文法の教材の中では相当わかりやすい部類の参考書です。古典文法の参考書として有名なのは「ステップアップノート」や「ジャンプアップノート」ですが、基本どちらも同じようなものなのでどちらかでしょう。「ステップアップノート」を使う人が多いかもしれませんが、「ステップアップノート」は古文嫌いの人にとっては辛いところがあります。「ステップアップノート」は量が多く、先ほど説明したように文法を大量にやっても古文は読めないのに、文法を大量にやって、その後読解に入ったら全然読めず心を折られるケースが多いです。なので古典文法は本当に基礎の部分のみをやって、解釈を軽くやり、問題演習をがっつりやっていきます。

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